アイアンナイトのあらすじ・作品解説
アイアンナイトは、屋宜知宏の原作漫画である。2014年1月号から週刊少年ジャンプにて連載を開始、同誌18号にて終了、2014年8月4日までに単行本3巻が刊行されている。 主人公は少年の鉄兵、警察官の父親が14件の誘拐と殺人を犯した犯人を護送する車両に同乗していた。テレビニュースで流されるその姿を幼馴染の姫神翼は気づき、寝過ごした鉄平を起こしに行くのだった。起きてきた鉄平はそんな父親を誇りに思っており、商店街の知り合いにも自慢するほどである。 学校についた頃、いつものように鉄平は翼と放課後に黒板広場で待ち合わせすることを約束するが、「嫁と登校かよ」と友人にからかわれてしまう。 鉄平は学校に設置されているテレビをつけアニメを見ようとするが、そこに流れていたのは異形の姿をした死骸を取り上げるニュースだった。友人たちは「未確認生物」とか「ゴブリン」らしいと話す。そうこうするうちに放課後となり翼と待ち合わせていた場所を訪れる。将来の夢を語る鉄平と翼は帰宅するのだが、平穏な日常は唐突に終わりを告げ、異形のものたちが街を闊歩しているのに気づく。
アイアンナイトの評価
アイアンナイトの感想
怖すぎるその設定にちょっと引いてしまうが読んでしまう
完全に孤立状態から始まる衝撃の始まり数々グロいマンガがあるわけですが、このアイアンナイトはとにかく始まりが怖すぎましたね。いきなりどことなく現実でも起きてしまいそうな孤独感から始まって…辛かったです。正義のちからー!とか、奇跡の能力ー!!とかはよくあるけど、ゴブリン化っていうのがちょっとなー…悲しすぎるんですよ。いやいや、小学生でしょ?と思いながらも、それがなんか”武器を手にする戦時下の子ども”みたいでリアルな悲しさがありました。人間がすごくすごく醜いこと、その醜さを乗り越えて、希望ある世界はつくられるということ、そういうことを教えてくれます。当の本人って自分が醜いってわからないですからね。かくいう私も、自分がこんなにわがままでどうしようもない人間だって気づけませんでしたから…鉄平の前向きな気持ちは嬉しい黒板に光ったみんなが書いた言葉たちで正気を保ち、自分のちからをプラスに変えて住民を...この感想を読む