インサイダーのあらすじ・作品解説
インサイダーは、シナリオを呉屋真、協力を山崎正文、漫画をともぞが担当した漫画作品である。グランドジャンプにて2012年20号から2013年4月号まで連載し、その後グランドジャンプPREMIUMに移籍し2013年15号から2014年2号まで連載、そしてグランドジャンプWebから2014年2月26日からWeb連載開始し、単行本として3巻を刊行している。 今作品は、株式取引を舞台に、亡き父の借金を背負い金融業界に転職した春風日向(はるかぜ ひなた)が上司と向き合い、どう生きていくのかを描くビジネスストーリー。出社の途中、株式市場のボードに目を留める春風は、下落している集英HD株の損切りを考えていると、素人には投資より貯金がお似合いという男がいた。エラソーなと思う春風だったが初出社で送れる訳にはいかないと早足で会社に向かう。 春風の職場はプラチナトレーディング・リサーチという会社で顧客に投資アドバイスをする業務であるが、元ファンドマネージャーも多いため年収1000万円がざらにいるという。そして、10億を稼ぐという春風担当の指導主任を紹介されるのだが、その男は、早朝春風にケチを付けた男だった。