シビアな問題をアニマルたちが心温まるエピソードにしてくれる
表紙とのギャップに驚く初めてこの漫画を手に取ったとき、かわいい漫画っぽいなと思いました。スタートも和やかな雰囲気で、コメディー要素強めか?と思いきや…いきなり事故で渚の両親(生まれてくる予定だった妹も)亡くなりました…え?ここからどの方向へ?と思ったら、アニマルセラピーを行う叔父さんが登場し、心に傷を負った渚をその道へ導くという…けっこう壮大なテーマになっていました。渚は、カメラマンとしてほとんど家にいなかった父親の代わりに、母親を守ろうと生きているような男の子として描かれています。当時12歳。それなりにいろいろなことを考え始める時期でしょうか。それが目の前で母親の死に顔なんて見たら、心的外傷後ストレス障害になってもおかしくないよなー…元気にしていても時々フラッシュバックを起こす。辛いよね。自分を守って死んだなんて言われたら、もっと苦しい。今まで自分が守ろうと思ってきたものが、自分のせい...この感想を読む
4.04.0
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