新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2ndの評価
新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2ndの感想
大事な人は一番近くにいる、を教えてくれる。
本家エヴァンゲリオンアニメ版の最終話に用いられた設定でのストーリーでしたが、本家の世界観を残しつつ「こうだったらいいな」を形にした作品です。シンジとアスカが幼なじみであるということ、本家エヴァではあまり描かれなかった普通の学校生活、普通の中学生が過ごす時間、それらがいとおしく感じられた本作品。同時に、レイのかなわない思いの切なさも際立ったように思います。また、ネルフにおけるシンジと父ゲンドウの関係性、パイロットとしての責務を果たさなければいけない14歳には重すぎる現実はそのままに、しかし「生き物を殺すことがあんなに怖いなんて!」というように、本家よりも登場人物の心の動きが分かりやすく、本家よりもエヴァを身近に感じられるのではないでしょうか。最後の戦闘シーンでカヲルがシンジを「望む世界へ」と幻惑のうちに導きますが、そこから引き戻したのはほかでもないアスカ。幼馴染であるからこそ働いた強い力な...この感想を読む