大事な人は一番近くにいる、を教えてくれる。 - 新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2ndの感想

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新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド 2nd

4.504.50
画力
4.00
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
4.50
演出
4.50
感想数
1
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大事な人は一番近くにいる、を教えてくれる。

4.54.5
画力
4.0
ストーリー
4.5
キャラクター
4.5
設定
4.5
演出
4.5

本家エヴァンゲリオンアニメ版の最終話に用いられた設定でのストーリーでしたが、本家の世界観を残しつつ「こうだったらいいな」を形にした作品です。

シンジとアスカが幼なじみであるということ、本家エヴァではあまり描かれなかった普通の学校生活、普通の中学生が過ごす時間、それらがいとおしく感じられた本作品。同時に、レイのかなわない思いの切なさも際立ったように思います。また、ネルフにおけるシンジと父ゲンドウの関係性、パイロットとしての責務を果たさなければいけない14歳には重すぎる現実はそのままに、しかし「生き物を殺すことがあんなに怖いなんて!」というように、本家よりも登場人物の心の動きが分かりやすく、本家よりもエヴァを身近に感じられるのではないでしょうか。

最後の戦闘シーンでカヲルがシンジを「望む世界へ」と幻惑のうちに導きますが、そこから引き戻したのはほかでもないアスカ。幼馴染であるからこそ働いた強い力なのだと感じました。シンジもまたその力をきっかけに、アスカの大切さに気付く。大事な人は一番近くにいると。

レイはシンジの儚さや優しさにひかれたけれど、アスカはそれ以上のことをわかっていて、なおかつシンジのそばにいることを選んだ。14歳という微妙な年齢だからこそ描ける恋愛模様がエヴァの世界観と重なっている、そんな作品です。

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