画-ROWのあらすじ・作品解説
画-ROW(がろう)は、水元あきつぐの漫画作品で、週刊少年ジャンプ誌上にて1998年1号から連載を開始、単行本として全1巻を刊行している。 今作品は、指先に毛が生えている画朗(がろう)が、外界からやってきたミカと出会い運命が大きく変わっていく姿を描いている。 東京都心部を眺めることができる静かな森の中。大きな屋敷に執事と2人で住む画廊は、生まれた時からツメの代わりに毛が生えていて、感情が高ぶると髪の毛が逆立ち放電してしまうという体質であった。そのため、両親は画廊を恐れ、家を出てしまっている。生まれてからは執事に育てられ、屋敷内にある10万冊という本も10歳で読破し、その後は指の毛で絵を描くようになったのである。 そんなある日、画朗が、屋根の上で絵を描いている。ペットのたぬたんが吠えはじめたことに気づき、階下を見るとバイクに乗った侵入者がいる。この侵入者は東京からヘリで移動する父娘を追い、手にはショットガンらしきものを持っていた。執事以外の人間に会ったことのない画朗はヘリを眺め、人に会うために屋敷を出ることを決意するのだが。