新耳袋 第七夜の評価
新耳袋 第七夜についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
新耳袋 第七夜の感想
不思議な話が多く掲載されている
全10巻の中でも不思議色の強い1冊新耳袋を深く読み込んでいる人にとっても、第7夜は「ノブヒロさん」のイメージが強いのではないだろうか。「ノブヒロさん」にまつわる14話(本の最後の方に収録されている「縁にまつわる十四の話」)は映像作品としても発表されている。このことから、第7夜と言えばノブヒロさんの巻でしょ?という形で、ファンの間では語られている。ノブヒロさんの話は要約すると、エツコさんという女性が、亡くなったノブヒロさんの気配を感じているという話だが、現在もこの現象は続いているそうで、幽霊版のストーカーという感じで気味が悪い。幽霊話としての恐怖よりも現実側の恐怖を感じる代表作だ。怪談と言えば中には「作り話でしょ?」という人もいるが、そういう意味ではこのノブヒロさんの話は、ホラーというよりもサスペンスに近く、違う恐怖(殺されるかもしれないという感覚)が強い話だ。新耳袋の話の中では、呪いであ...この感想を読む