偉大なる、しゅららぼんのあらすじ・作品解説
偉大なる、しゅららぼんは、万城目学(まきめまなぶ)の小説を原作とし作画を関口太郎が担当して「ジャンプ改」にて2012年3月発売号～2014年2月号まで連載され、2012年9月より全4巻の単行本として発売された漫画である。 琵琶湖周辺を舞台にして、琵琶湖のご神水を飲むことによって得られる不思議なパワーを持つ湖の民と呼ばれる一族が暮らしていた。この一族には、二つの勢力があり一つを日出(ひので)家、もう一つを棗(なつめ)家という。この二つの勢力は1000年以上もの間、因縁の仲で、たびたびいがみあってきたのである。主人公の湖西日出家の末裔、日出涼介が修行のために本家にやってきて高校に入学するのをきっかけに、日出本家の跡継ぎで殿様タイプで少し太めの日出淡十郎、棗家の跡継ぎでサラサラヘアーのモテ男、棗広海と同じクラスになってしまうのである。そこで始まる恋愛や末裔同士の争い、不思議な力が巻き起こす戦いを描いた作品である。
