ネコじゃないモン!のあらすじ・作品解説
1983年代、ヤングジャンプに掲載されたネコじゃないモン!は、今なおファンに愛されているマンガで、オタクもトレンディーも未分化であった80年代に新しい風を吹かせたとされる作品である。矢野健太郎氏のヒットマンガであり、単行本は13冊発売されている。 ネコっぽい顔をしたネコ恐怖症の専門学校生宮本尚子は、家出のように大阪から上京してき、独り暮らしをしている。専門学校で絵の勉強をし、生活の為にアルバイトに追われる日々を送っている。ネコ恐怖症の尚子は、とあることがきっかけとなり、ネコのポラを飼い始める。 男勝りで気が強い尚子は、その性格が災いし、妙なトラブルを引き起こすこともある。しかし、そんな男勝りな性格の尚子のクラスメイトでカメラ大好きな青年横山修一は、尚子の意外な一面に触れて恋心を抱くのである。尚子の七変化する感情や修一のまっすぐな気持ちの描き方は、いつの時代に読んでも褪せることのない青春ラブストーリーである。