国境の評価
国境についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
国境の感想
疫病神シリーズ最高傑作。
黒川博行さんが暗殺リストに載ってないか心配。この作品は読んだ方ならほぼみなさんご存知と思いますが、大阪の胡散臭い建設コンサルタントの二宮啓之と、同じく大阪二蝶会のイケイケヤクザの桑原保彦の二人が繰り広げる超ド級エンターテイメント疫病神シリーズの二作目です。アクション、なおかつ笑える、ドラマ・映画化もされた大人気シリーズ。私は最新作を除く全シリーズを読みましたが、この国境は二作目にして個人的にはシリーズ最高傑作。この作品を超えるシリーズ作はもう今後出てこないのではと思う位です。黒川博行さんの他の作品もかなり読破していますが、全部ひっくるめてもこの作品が一番好きですし、一番読み返した作品でもあります。この小説の舞台は北朝鮮。その実、北朝鮮と関西半々位なんですけど、北朝鮮の部分が強烈すぎて大半が北朝鮮舞台だったような錯覚に陥ります。一般人の私は北朝鮮というだけで怖くて、とても自分で行きたいと...この感想を読む