ロリータの評価
ロリータについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
ロリータの感想
演劇派にはうってつけ!
中学生の時に図書館で読んで、性的倒錯ドラマに魅惑された記憶があるウラジーミル・ナポコフのロリータ。欧州からアメリカに亡命した大学教授ハンバート・ハンバート氏が、下宿で偶然見かけた12歳の少女ドロレス・ヘイズ・ロリータに恋に落ちます。現実とは随分とかけ離れた内容ですが、その後もハンバート氏は愚行を繰り返し、ロリータを独占するために、数々の殺人を行ったり、騙したりして、ロリータを最後に失ってしまうというストーリーで、量的にも内容的にも読み応えは確かにありました。映画は学生だったので、残念ながら、キューブリック監督の作品しか見ていません。主演は、ジェームズ・メイソン、スー・リオン。厳しい検閲のため、舞台もイギリス、性的描写もないという作品でした。夏休みに読んでみると、アメリカ人の少女趣味に浸れる良い機会だと思います。