幽霊人命救助隊の評価
幽霊人命救助隊についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
幽霊人命救助隊の感想
涙あり、笑いありの感動作。
テレビで紹介されているのを見て購入した作品です。主人公は大学受験に失敗して自殺をした浪人生。同じように自殺した3人とともに「自殺して命を粗末にした償いとして、これから100人の自殺を食い止めろ」という神様からの命を受けて、幽霊の身でありながら人々を救っていくというお話です。主人公たちは4人組ですが、浪人生に神経質なOL、気弱なサラリーマン、ヤクザといった年齢も性格も生きた時代もバラバラで、初めはうまくいきません。自殺しようとする人々もいじめを受けている子供や育児ノイローゼの母親、借金地獄に苦しむサラリーマンなど様々な問題を抱えた人々がでてきます。悪戦苦闘品しながら彼ら一人一人を救っていくのには感動しましたし、時々ある笑いの場面もおもしろかったです。100人目の救助者は号泣しました。この作家さんは初めてでしたが、違う作品も読んでみたくなりました。