もう誘拐なんてしないの評価
もう誘拐なんてしないについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
もう誘拐なんてしないの感想
読み終わった後、タイトル通りの気持ちになる作品
「もう誘拐なんてしない」というタイトルだけ見ればなんだか大変シリアスな展開が待っていそうな気がしますが、そこは東川篤哉作品、読み終わった後に「なるほど誘拐なんてするものじゃないな」と笑わせてもらえました。キャラクターが相変わらず個性的で展開も分かりやすいので、ミステリーが苦手な人でも楽しく読めるのではないでしょうか。ただキャラクターが個性的過ぎて謎を解いていくというよりはドタバタ冒険小説を読んだような印象になりました。気持ちのいいラストではあったけれどもう少し人間模様や感情を絡めてもよかった気がします。漫画化やドラマ化するには動きもあるし賑やかで良いかもしれません。