のぼうの城の評価
のぼうの城についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
のぼうの城の感想
「のぼうの城」の素晴らしさ
マイナーな武将を主役に据えた大作1590年、豊臣秀吉の関東平定の際、唯一、最後まで抵抗した城、忍城。その城の総大将である成田長親を主役に据えた異色作。最初にこの本を手に取った時は正直なんじゃこりゃ?と思った。歴史は好きな方だと思うが、埼玉の一部分を治めていた豪族の知識は当時の自分にはなかった。しかし当時、宮下英樹先生の「センゴク」にどハマりしていた僕は大して有名でないマイナー武将が某戦国アクションゲームで絶大な人気を誇るあの石田三成をぎゃふんと言わせる。という事実があったことに衝撃を受け、その「忍城の戦い」を題材にしているこの作品が気になって仕方がなくなった。最初に上巻を購入してつまらなかったらやめよう。と思って読み始めてみたらものの数分で止まらなくなり、すぐに下巻を買いに本屋に戻ったことは記憶に新しい。この作品を読んで印象に残った僕の中のマイナー武将リスト(足利義輝、北畠具教、高橋紹運な...この感想を読む