万能鑑定士Qの事件簿 VIIIのあらすじ/作品解説

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万能鑑定士Qの事件簿 VIII

3.503.50
文章力
3.50
ストーリー
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キャラクター
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設定
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演出
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万能鑑定士Qの事件簿 VIIIの評価

総合評価
3.503.50
(1件)
文章力
3.503.50
ストーリー
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キャラクター
3.003.00
設定
4.004.00
演出
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万能鑑定士Qの事件簿 VIIIの感想

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波照間島を襲う巨額詐欺

ヒロイン・凜田莉子の故郷に及ぶ危機人の死なないミステリ『万能鑑定士Q』シリーズ、第八弾目となる『万能鑑定士Qの事件簿 VIII』は、ヒロイン・莉子の故郷波照間島から台湾へと舞台を移す。それまで莉子の心の支えだった波照間島が巨額詐欺の標的となり、島の行政の存続の危機になる。莉子がいくら危機感をもって訴えても、波照間島の人はまともに取り合おうとしない。牧歌的でおおらかだった波照間島の人々の性格が、ここにきてマイナスとして浮き出た形だ。また、劣等生だった莉子の過去もまた、足を引っ張ることになる。淡水化フィルター製造法と権利取得のための送金のタイムリミットが迫るなか、莉子は同級生二人と共に詐欺師のいる台湾へと目指す…というストーリーになっている。このように、今シリーズは莉子を支えてきた精神的支柱が崩れる構図になっている。また、振り込みまでタイムリミットがあるためか、総じてクールで知性的だった莉子が慌て...この感想を読む

3.53.5
  • すらりすらり
  • 90view
  • 2026文字
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