佐野洋子対談集 人生のきほんの評価
佐野洋子対談集 人生のきほんについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
佐野洋子対談集 人生のきほんの感想
三人三様の人生が重なった、奇跡の「のりしろ」対談
成立するのかハラハラドキドキのW毒舌対談 一時期佐野洋子にはまり、エッセイを読みあさっていた。一流の悪口、とも評されていた口の悪さ。人をこきおろすことにかけては天下一品の佐野洋子だが、一本筋が通っていてかっこよかった。佐野がガンの宣告を受けたときからわかっていたことではあったが、亡くなられたことが本当に残念だったので、西原理恵子と対談した本が出ていると知ったときは嬉しくてたまらなかった。 西原理恵子も、私が尊敬する漫画家であり文筆家である。かわいい絵柄でありながら毒を含んだ内容の漫画で昔から笑わせてもらっていたが、長期連載となった『毎日かあさん』では、何度か涙があふれて止まらなくなったことがあった。 この二人の対談は果たして成立するのか?!というのが読む前にまず思ったことだ。本になっているからには成立しているのだろうが、毒舌で知られる佐野と、権威を恐れず物申すイメージのある西原。対談途中...この感想を読む