鬼宿の庭のあらすじ・作品解説
鬼宿の庭は、集英社の大人の女性を対象として1994年から2011年まで刊行されていた月刊少女漫画雑誌「コーラス」にて、2008年10月から不定期で連載された和風ファンタジー漫画である。作者は「恋はバターでいためたい!」、「君のいない楽園」や「日日べんとう」などを手掛けた佐野未央子で、集英社のA5サイズ愛蔵版コミックスから2009年12月18日に第1巻が2010年8月20日に第2巻が、2011年4月20日に第3巻が発売されている。 絵師を目指す青年・深津可風はある日倒れていた百合を助けたことから、古代中国で天文や暦に用いられた二十八宿のうち鬼宿の日にしか人間界に現れない通称「鬼宿の庭」に住む、水神の娘で草木百花をつかさどる精霊・たまゆら姫と出会い魅かれていく。しかし、たまゆら姫は人間に触れられると寿命が減っていってしまうという性質を持っていて、というストーリーで、掲載雑誌が2011年で休刊したため連載も未完で終わっている。