どれだけ歳をとっても恋のはじまりはいつも未熟で 思いこみやカンちがいから 少しづつホントのものが２人の間に生まれてくるの みんなあなたと同じなの がんばってね これからよ
山田秀子
ベル・エポックのあらすじ・作品解説
ベル・エポックは「ヤングユー(集英社)」にて掲載していた漫画である。作者は"永遠の野原"や"火消し屋小町"の逢坂みえこで1991年から2002年まで不定期で連載していた。コミックスは全11巻刊行し、のちに文庫版全7巻が発売されている。 主人公は芸能雑誌の編集者として働くアラサーのキャリアウーマン鈴木綺麗（すずききれい）のごくごく一般的な働く女性を焦点に描いた１話完結型のワーキングストーリーである。仕事も順調で恋愛もしてきた綺麗だったが恋人の石橋にフラれ落ち込んでいると大学時代の後輩である音無一徳(おとなしいっとく)と再開する。一徳はレコード会社に勤務し、綺麗は次第に彼に惚れていくのである。ほどなくして綺麗と一徳は付き合う事となるが、会えない日は彼の事が頭から離れなく仕事に集中する事が出来ずにいた綺麗は彼と一緒の物を身体に身に付けようとする。仕事も恋愛も順調であったが突然人事異動となってしまったため、今の職場を辞め新しい職場「少年ガッツ」の編集者として働くようになるが今度は男性ばかりの職場で戸惑う綺麗だったが、程なくして妊娠が発覚する。 1998年には石田ひかり主演で映画化もされている。
ベル・エポックの評価
ベル・エポックの登場キャラクター
なつみの母
庄屋恵
鈴木綺麗
ベル・エポックの名言
恋に奥手の上に相手の気持ちが信じられない。10歳年下の相手ということもあって及び腰だった詩音だが、思い切って彼の胸に飛び込んだ彼女へのモノローグ。
人間30年も生きてれば いろいろあったはずだから いろいろあったその結果今のこの人があるのだから
鈴木綺麗
シーン７。ベッドインした後の最初のデートで元カレに遭遇した後、今カレ音無は「気にならないといえばウソになるけど、がんばって気にしないよ」という。その後のモノローグ。
私には 架空の人物の人生を捜索することはできないけれど 自分自身の人生を作ることはできる それが私にできる唯一の作品なら いい作品にしたいと思う 良し悪しは別として 好きな作品にね
庄屋恵
恵は作家になりたかったが才能がなかったので、父親のコネで出版社に入った。同級生の文子の作家としての才能を見出し編集者として育てた自負があったが、いつの間にか文子を追い込んでしまう。これからは自分の力で文子を楽にしてあげたい・・・締めくくりのモノローグ。
