冥土めぐりの評価
冥土めぐりの感想
読むものによってそれぞれ感じ方が異なる作品。
脳に障害のある夫とその妻が 保養所へむけ旅をしながら、過去の家族のこととかを回想 していくって感じ。回想中に出てくる。妻の母親や弟がひどすぎる作品ですね。主人公に依存し続ける物欲の塊な母。見栄の塊な弟。なんで主人公は我慢ばかりして、逃げようとしない?もっとポジティブに物事を考えて行動していたら、縛られることもなかったのでは?って思ってしまいました。何事もただ耐えるんじゃなくて、行動に移さないといけないと実感した作品。子供向きの作品ではないので、大人の方が読まれたほうが良いと思います。ひどい頽廃と倦怠の中で淡々と語られる物語のため。最後に希望を見るか、絶望を見るかは、この本を読むあなたによって左右されると思います。