死んだ人は、消えてしまうのではない。
安部アズサ
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本屋さんで見かけたときに表紙がきれいだなーと思って購入したものです。このお話は全体的にとても読みやすいので小学生でも読めるのではないでしょうか(ただ、読みやすいですがときどき「ん?どういうこと?」となって文章的に読みにくいところはありました。たぶん私の読解力がないだけでしょうが…)。本のタイトルからして「きっとファンタジーな世界観なんだろうな」と思っていたら案の定でした。少し思っていたのと違うのは少々ホラーちっくな描写があること。ホラーといっても割とコミカルなオチがあったりするので恐怖で身の毛がよだつような感じではありません(笑)ですが場面によっては読んでてひやりとする場面はありました。特にクライマックスの一番の盛り上がりの場面では少々悲惨な描写があります。個人的にはこの郵便局の特殊な設定がとても好きです。死んでいる人から生きている人へ、またその逆も然りで死者と生者を結ぶ公共機関。現実にも...この感想を読む
よみがな:あべあずさ
安部アズサ
あの世とこの世をつなぐ登天郵便局にきていた、訳あって成仏できない女性「真理子」さんが無事成仏できたとき、アズサに局長がかけた言葉。真理子さんがいってしまったことで、もう会うことができないと悲しんでいたアズサだったが、局長のこの言葉を聞き、心が救われた。