蛇衆のあらすじ・作品解説
蛇衆(じゃしゅう)は、原作を矢野隆、漫画を長田悠幸が担当した漫画作品である。月刊ヤングジャンプ誌上にて2010年2月号にプレ掲載され、同年4月号から連載を開始、2011年12月19日までに単行本として全2巻を刊行している。また、最終2巻の刊行を記念しショートアニメが公開された。 今作品は、原作者の小説をコミカライズしたもので、室町時代末期を舞台に各地の戦に金で雇われ参戦する傭兵たちの姿を描いている。 1559年の九州。室町幕府の権威は地に落ち、争乱は激しくなり九州にも波及し大友、龍造寺、島津の有力大名が覇を競い始めていた。そんな中、金で雇われ戦う蛇のような集団があり、その者たちが味方する軍は決して負けないと噂されていた。 ある戦場で足軽たち中を駆け抜ける姿がある、すでに目的への道は仲間たちが切り開き、後は目的の芳野伝兵衛の首を取るだけだった。芳野伝兵衛討ち死にの声は戦場にこだまし、その陣の前には一直線に引き裂かれた跡が残っている。九州戦乱を舞台に突如として現れた蛇衆がいま動き出す。