現代語訳 枕草子の評価
現代語訳 枕草子の感想
今も昔も変わらない人間
日本人なら誰でも触れたことはあるでしょう、清少納言が書いた「枕草子」です。春はあけぼの、という言葉から始まる序文はその言葉とイメージの美しさも相まって、日本文学の代表とでも言うべき節があります。普段見聞きしない古典の名文を読んでいくと、美しい流れるような言霊と、叙情的で美しいイメージが流れて来るようです。内容は清少納言の女性らしい、よしなしごとを日揮のように綴っているのですが、なかなか機知にとんでいて考察が面白いです。しかし、1000年前の日本人も同じだなぁと感じさせられます。日本人が無くした雅という感覚が強く現れています。たまには古典を読むというのは面白い発見があります。