ガリバー旅行記の評価
ガリバー旅行記についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ガリバー旅行記の感想
歪んだ人間社会
「ガリバー旅行記」と言えば巨人と小人の物語を皆知っているというが、その先は知っているのだろうか? まずラピュタと云う都市に行って不老不死の人々を観て自分はああはなりたくないから不老不死に成ろうとはしなかった。不老不死で生きている人間、いや人間とは呼べないモノは200年も生きると完全に廃人になってしまうのである。次にヤフーとウマが棲んでいる島に到着する。なぜかウマは言葉を喋れてヤフーと云う生き物は人間そっくりなのに言葉も何もできないのである。そしてその島を旅立ったガリバーはイギリスに無事着くと馬小屋で一生暮らすと云う子供たちにはとてもじゃないが見せられないもので、残酷で、あまりにも正論を突き通すために大学生になる前に読んでおいた方が良いであろう。