夢売るふたりの感想/考察/ネタバレ

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映画レビュー数 5,784件

夢売るふたり

4.134.13
映像
4.13
脚本
4.25
キャスト
4.38
音楽
3.63
演出
4.38
感想数
4
観た人
5

夢売るふたりの感想一覧

映画「夢売るふたり」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。

松たか子さんの、悪い表情が素敵!

「夢売るふたり」を視聴した感想です。見終わった後には、何とも言えない後味の悪さがあり、とても印象に残りました。(後味が悪いと言っても、映画の出来が悪かったという意味では、もちろんありません。)ラストシーンでの、松たか子さんの、「見てんじゃねえよ」と言わんばかりの、投げつけるような視線が特に印象的でした。貫也が収監されてしまった後、玲子の部屋の郵便受けに、札束が無造作に入れられていました。もちろん、里子が返済したのでしょうが、当然夫婦の状態も、里子の人間性さえ、お金を貰う前には戻りません。貫也がいなくなった後、騙されたそれぞれの人々は、皆再スタートを切ることに成功しています。自分の足で立って、人生の舵を切る喜びのようなものが溢れています。しかし、ただ一人里子だけは、暗い目をしています。里子もまた魚市場で一人で働いていますが、決して幸せそうではありません。犯罪に手を染め、夫を失い、生活基盤を...この感想を読む

4.04.0
  • naonao
  • 1022view
  • 2044文字

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