裏切りのサーカスの評価
裏切りのサーカスについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
裏切りのサーカスの感想
英国的映像美で観る大人のスパイ映画
概要『裏切りのサーカス』(2011年、英、仏、独合作)は、スパイ小説の大家であるジョン・ル・カレの小説『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』(1974年)を映画化した作品である。原作の題名は、マザーグースの童謡から引用されており、登場人物である諜報員たちのコードネームを表している。舞台は1973年、冷戦下の英国ロンドン。英国諜報部(MI6)、通称“サーカス”に所属していたジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)が、諜報部内に潜むソ連のスパイを見つけるスト―リーだ。主役のゲイリー・オールドマンを始め、ジョン・ハート、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ハーディなどベテランから中堅まで、錚々たる俳優たちが揃い、派手なアクションシーンはまったくない、いぶし銀の作品に仕上がっている。『ミッション・インポッシブル』等のハリウッド産スパイのイメージとは全く違うスパイ像がこの映画にはある。実際...この感想を読む