放課後のカリスマの評価
放課後のカリスマの感想
クローンを生み出す価値と倫理を問う
同じ遺伝子を持てば同じ道を歩むのかこの漫画は、けっこうエグイところを描いているよね。時代の違う人たちの遺伝子をどうやって集めたのかが謎だけど…子孫たちから拝借したDNAからどうにかして抽出できるとかなのかな。神矢先生の技術に関しては漫画の中ではあまり触れられてなくて、主にすでに生まれたクローンたちの生きる道について描いた物語だ。偉人たちとまったく同じ遺伝子を持つクローンをつくる。見た目もそっくりで、自分たちが偉人たちのクローンであることもこの学園の中で自覚させる。そして、クローンとして偉人達が成しえたことの続きを作り上げてほしいと作った人間たちから頼まれるのである。というか、子どものころからそうなるべきとして育てられるので、疑問を持つことはほとんどなく、卒業までを過ごす…このエグさがすごい。はじめから道を決められて生まれてくる命。自然に生まれたわけではない命なら、こんな簡単に扱っていいのだ...この感想を読む
偉人クローンを題材とした作品
偉人のクローン化もともと好きな作家さんではあった。新しい作品がでているな、と思ったら、なんと偉人のクローンが題材である。現代よりもっと昔に活躍していた偉人・・・ナポレオン、ナイチンゲール、ベートーヴェン、エリザベス女王等々。耳にしたことがあるもなにも、世界史を習っていればなんとなく聞いたこともあるし、今やゲームの登場人物としても名前を使われるほどである。その中で、生まれ変わりやタイムスリップでなく。クローンが前提とした話。とても興味深く、気が付いたら手に取っていました。クローン問題クローンといえば、現代では動物のクローンなどいくらでもみられます。ましてやそれが、人間のクローン、ましてや過去名を馳せた偉人のクローン。キャラクターたちはみな、現代を楽しむ高校生にしかみえず、○○のクローンだからとそのオリジナルを越えなければならない(音楽家であったクローン・ベートーヴェンは重責に一度首つりさ...この感想を読む