十三人の刺客の感想一覧
映画「十三人の刺客」についての感想が5件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
時代劇に何を求めるか?爽快さならおススメです。
日頃、時代劇は古臭いし年配の人が観る者だと思っているような私ですが、時代劇の古臭さが一切ない映画だと思います。時代劇に何を求めるか?暴れん坊将軍のような!?爽快さを求めているタイプならこの映画はおススメです。三池監督らしい、簡単に言ってしまえば残酷なまでにって感じですが、ズバズバ人が人を斬って、斬られています。ここまで人が斬られるともう悲しいという感情はなく、逆に爽快感が出てしまうので不思議です。特に伊勢谷友介さんの役があまりにもぶっ飛び過ぎていて好きです。なんでも1963年に制作された同名作品のリメイクらしいのですが、三池版も面白かっただけに元ネタ作品も観てみたくなりました。
大好きな1本です
この映画、大好きです!たった13人の刺客が、300人もの敵を相手に戦う、その戦闘シーンは圧巻です。泥まみれ・血まみれ、まったくもって「グロい」の一言に尽きるのですが、少数で多くの敵を相手するその戦い方が見事です。出演者も役所広司に松方弘樹、市村正親といったベテラン陣に山田孝之や高岡蒼甫、伊勢谷友介という若手俳優陣。こちらも見応えたっぷりです。そのなかで、一番印象深かったのが、稲垣吾郎演じる、松平斉韶。不気味極まりないです。思い通りにならないなら斬ってしまう。自分を身を挺して守ってくれた家臣の死ですら、何とも思わない。その暴君ぶりは天晴れです。
グロ面白作品!
まず先に言っておきます。この作品は、とてもグロテスクな表現があるので、苦手な方はやめておいたほうがいいと思います(笑)でも、絶対!グロいのが見れる人から内容を聞いた方がいいです(笑)それほどおもしろかったです!出演俳優陣もスゴイ豪華で、大御所の市村正親、役所広司、松方弘樹等が出ている他注目の若手俳優の山田孝之、伊勢谷友介、窪田正孝等が出ていて、しかもストーリーもすごかった!やはりラストの300人VS13人の殺し合いはすさまじいものがあった。でもそんなシリアスな場面だけではなく、伊勢谷演じる山の民が絶倫であったり(笑)役所広司と山田孝之演じる役が親戚という設定もおもしろかった!とにかく!グロくても大丈夫な人は絶対見るべき1本です!
稲垣吾郎演じる松平斉昭の暴君っぷりは凄い
役所広司さんや松方弘樹さんといった豪華俳優陣でリメイクされた「十三人の刺客」。もちろん役所さんなどの十三人の刺客も見どころですが、なんといっても稲垣吾郎さん演じる松平斉韶の暴君ぶりは狂気に満ちていて凄い。平気な顔をして気に入らないと人を斬り殺す。しかし将軍の異母弟だからか何もお咎めもないまま勝手気まま。とある女性が手足、そして舌までも切り落とされ捨てられていた。その女性の生き地獄のような姿を見て斉昭を討つことを決意した島田新左衛門の姿はカッコよかった。最後の戦闘シーンはいろんな仕掛けがあって手に汗握る場面で観ながらドキドキ。今まで何があっても周りが守ってくれていた斉昭も最後は結局1人になってしまい首を切り落とされてしまう。稲垣吾郎のあの姿は冷静だからこそ不気味だったのかもしれません。
1時間わたる戦闘シーンが繰り広げられる「十三人の刺客」
「十三人の刺客」は勿論、DVDとして保存してありますが、昨夜(2013年6月8日)BS日テレで放送していたので再び拝見し、早速、主観を書きます。この映画は、昭和の中期頃、東映時代劇で片岡千恵蔵が主演していたのを、うる覚えに記憶がある。 今回は三池崇史監督によるリメイク映画で、役所広司が主役で、13人の精鋭部隊を束ねている。それにしても解せないのは、“最初の字幕で広島、長崎へ原爆が落とされてから100年前の江戸末期”とあったが、これはどういう意味であろうか・・?。そして、ノッケから悪逆非道の明石藩主・松平斉韶(稲垣吾郎)が、夫婦の者を惨殺したり人間を弓の的にする残虐シーンから始まる。時は江戸時代末期、残虐で横暴の限りを尽くす明石藩主一行が江戸表からお国帰りの途中に、天下万民の為と称して主人公・島田新左衛門(役所広司)が暗殺部隊を編成し、腕利きの浪人や武士ら精鋭13人を集め、標的一行を待伏せるが・・、そして...この感想を読む