ジェネラル・ルージュの凱旋の評価
ジェネラル・ルージュの凱旋についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
ジェネラル・ルージュの凱旋の感想
ぎりぎり評価できる作品
犯人がサイコパスだったことに"ポカーン"としてしまう、良い意味でも悪い意味でも犯人がサイコパスである男だと判明した時、私は肩透かしを食らった気分になった。もちろん唐突に出てきた人物ではないから、「あ~お前だったのか」というミステリ特有の快感はあるっちゃある。犯人が常に第一主犯のそばにいたことも、彼が煎餅をぼりぼりと食べこぼす無神経なふるまいもあとから思い返せば伏線だったと思う。しかし、どうしても私は「違う、そうじゃない」という気持ちから抜けきることができない。観客としては、意外な人物が犯人であって欲しい、驚かせてほしいという気持ちはもちろんあるが、そうはいっても例えばちらっと出てきた完全な通行人が犯人でした、といわれても面白くないのである。だってそんな人物の犯行ははじめから誰も疑っていないからだ。一度「もしやお前が……?」というフェーズがあり、しかし確信が持てない、他にも犯人らしき人物が...この感想を読む