アキレスと亀の評価
アキレスと亀についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
アキレスと亀の感想
芸術家のあり方
北野武監督が、とある芸術家の姿を描いた作品です。幼い頃から絵が好きで、売れない画家になった真知寿と、それを支える妻の物語。真知寿の描く絵全ては、実際に北野監督が自身で描いた作品です。とても鮮やかに、隙間なく埋め尽くされたような絵を描かれていました。才能豊かな人はすごいなぁと思います。しかし映画の中の真知寿は中々人に認められず、ついてきてくれていた妻も、娘の死によって離れていってしまいます。世に認められればいいだろうけど、芸術家というのは孤独な家業なんだなとつくづく思いました。そんな中で独りでも、信じてついてきてくれる人は大切にしないといけないけど、結局芸術を取るか、愛を取るかという選択を迫られてしまうんですよね。難しいなと思いました。