椿山課長の七日間のあらすじ・作品解説
過労死した中年男が若い美女に変身して7日間で思い残したことをやり遂げると言う浅田次郎の同名小説の映画化作品で、2006年に公開された日本映画。監督は「子ぎつねヘレン」や「古畑任三郎」などのTVシリーズの演出で知られる河野圭太。脚本は「犬と私の10の約束」の川口晴。音楽は「ラジヲの時間」の服部隆之。 勤勉なデパートの売り場担当課長で46歳の椿山和昭は、ある日職場で脳溢血で倒れ還らぬ人となる。が、目覚めると中陰役所と呼ばれるあの世とこの世の中継地点にいて、希望者は3日間だけ他人の姿で地上に戻れると言われる。心残りがあった彼は若い美女椿へと変わり、ヤクザの武田はイケメン竹内に、小学生雄一は美少女蓮子へと変わり地上へと戻るが…。 椿山課長を「THE 有頂天ホテル」の西田敏行、椿を「いぬのえいが」の伊東美咲、武田を綿引勝彦、竹内を成宮寛貴、雄一を伊藤大翔、蓮子を志田未来、中陰役所所員マヤを和久井映見が演じている。他に桂小金治、渡辺典子、須賀健太、余貴美子、沢村一樹など。
椿山課長の七日間の評価
椿山課長の七日間の感想
知らなくていいことは本当にある
何だか死ぬことが、別の意味で恐ろしくなってしまうし、人には知らなくていいこともある、ということを本気で考えてしまった。主人公の椿山課長は平凡な毎日を送っていたところ、過労により急死してしまった。けれど1週間だけ姿を変えて戻ってみると、実は平凡だと思っていたのは自分だけで、知ってしまうとかなり波乱万丈な人生を送っていた。戻ってすぐに知ってしまったのは、ショックな意味で知らなくていいこと。そして残り時間が無くなりそうな時に知ったのは、後悔しないために知らなくていいことだった。最初はショックを受ける椿山課長だけど、徐々に心が温かくなるようなストーリーに変化。それを西田敏行さんが演じることで程よい笑いが生まれて、椿山課長の人間味に説得力が増す。見終わった後に日向ぼっこをしながらお茶を飲んで、ボーっとしたくなるような作品。
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