椿山課長の七日間の評価
椿山課長の七日間についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
椿山課長の七日間の感想
知らなくていいことは本当にある
何だか死ぬことが、別の意味で恐ろしくなってしまうし、人には知らなくていいこともある、ということを本気で考えてしまった。主人公の椿山課長は平凡な毎日を送っていたところ、過労により急死してしまった。けれど1週間だけ姿を変えて戻ってみると、実は平凡だと思っていたのは自分だけで、知ってしまうとかなり波乱万丈な人生を送っていた。戻ってすぐに知ってしまったのは、ショックな意味で知らなくていいこと。そして残り時間が無くなりそうな時に知ったのは、後悔しないために知らなくていいことだった。最初はショックを受ける椿山課長だけど、徐々に心が温かくなるようなストーリーに変化。それを西田敏行さんが演じることで程よい笑いが生まれて、椿山課長の人間味に説得力が増す。見終わった後に日向ぼっこをしながらお茶を飲んで、ボーっとしたくなるような作品。