地獄の変異のあらすじ・作品解説
未踏の洞窟で謎の怪物に襲われる探検隊の恐怖を描いた、2005年に公開された米・独合作のアドベンチャー・ホラー映画。製作は「アドレナリン」のゲイリー・ルチェッシなど。また「ダークシティ」の視覚効果監督を務めたブルース・ハント監督の劇場映画デビュー作である。「サイレント・ヒル」のパトリック・タトポロスがクリーチャー・デザインを担当した。 1970年代、ルーマニアのカルパチア山脈の修道院跡で、テンプル騎士団の財宝を狙うトレジャー・ハンターたちが落盤事故で地下に消えた。30年後、その遺跡と地底湖を調査するため、ニコライ博士とダイバーのジャック、タイラー、チャーリーが招集され、生物学者キャスリン、カメラマンアレックスらとともに探検に挑むが…。 ジャックを「ピッチ・ブラック」のコール・ハウザー、チャーリーを「ビバリーヒルズ・チワワ」のパイパー・ペラーボ、タイラーをエディ・シブリアン、キャスリンを「300 ＜スリーハンドレッド＞」のレナ・ヘディ。他にマーセル・ユーレス、ダニエル・デイ・キムなど。
地獄の変異の評価
地獄の変異の感想
洞窟ホラーの傑作！
ディセントとよく比較される洞窟ホラー映画ですね。ディセントと比べると本作の方が１年後にでた作品ですが、日本での公開はほぼ同時期です。原題の『The Cave』をなぜこんな邦題に変えてしまったのか、センスを疑います。一気に二流感を出してしまい、おかげで日本での人気はほとんどありません。ただ、手にとった人からは隠れた人気があがり、評価もかなり高いです。洞窟内の描写がかなり美しく（最近出たサンクタムには勝てませんが）、その中で起きる奇形生物との良いギャップを成しています。奇形生物は蝙蝠みたいな形状で、ディセントのそれとはかなり違うタイプですが、飛べる点でやっかいですね。蝙蝠だけに奇形生物がソナー音を嫌がるなんて点は納得いき、ただバカみたいに物理的攻撃をするホラーとは一線を画していてよかったです。知っている俳優はいませんでしたが、キャラ設定がしっかりしていて、感染した兄役なんかはかなりみどころでした。...この感想を読む
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