タオルがあれば安心 - 銀河ヒッチハイク・ガイドの感想

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タオルがあれば安心

3.53.5
映像
2.5
脚本
3.0
キャスト
3.5
音楽
2.5
演出
3.5

1978年からイギリスのBBCのラジオドラマからスタートし、その後は小説版、テレビ版、ゲーム版、コミック版、舞台版が作られています。 よくある宇宙での冒険と思えば、本作に盛り込まれているキャラクターたちは実に個性的でした。 陽気な宇宙船、落ち込んで気分が優れないロボット、大統領になる為に脳を二つに分けた男、銀河で3番目にヒドイ詩を作る宇宙人など、遊び心のあるキャラクターたちでした。 何より物語が始まって数分で地球が消滅するという突飛なアイディアは、今までありそうでなかったような構成。 普通なら主人公は消されそうになる地球を救おうと奔走する物語となるが、本作はすでに地球がなくなってから主人公が動き回るという違った視点で描かれています。 その過程を個性豊かなキャラクターたちで面白さを演出し、主人公には惜しくもできなかったロマンスなんかも関わっていくという感じになります。 基本的にイギリスのコメディというのは大笑いはしないけど、シニカルな笑いを狙っている場面が多いので、どうしても文化の違いで面白さが半減する。 ですが、本作はテンポ良く進む上に分かりやすい面白さを含んでいて、個人的には娯楽作として良作だと思います。

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