へそで茶をわかすの評価
へそで茶をわかすについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
へそで茶をわかすの感想
中学生が描いたとは思えないギャグ四コマ
登場人物の個性がしっかり描き分けられた四コマ作者茶畑るり氏が14歳でデビューして連載していた作品である。連載当初はやや固い緊張したような線だった絵も、コミックスの3巻に入るころには作画が安定し、ポップな画風が安定している。今どきよくありがちな学生生活を扱った少女雑誌の四コマ漫画だが、少女漫画にありがちな「髪形が違うだけでみんな同じ顔」という作画の特徴は、この作品においては無縁である。大きな目と口だけの特徴的な顔の書き方であるが、しっかりと登場人物の描き分けができており、各人物の性格が非常に個性的で、それが四コマ漫画の中でしっかりと確立し、ギャグを成り立たせている。そのためお気に入りのキャラクターが出てくるお決まりギャグなどが楽しめ、「ギャグがすべる寒さ」のようなものはこの作品からは感じられない。制服のスカートが短くなっていく過渡期の作品「へそで茶をわかす」が連載されていた平成4年から平成10...この感想を読む