桜姫華伝の評価
桜姫華伝についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
桜姫華伝の感想
殺すつもりがほだされる面々
おなじみ元気はつらつ主人公桜姫という名前からすでに、明るさ、美しさ、儚さを感じさせるね。肝心な時にドジなところは、琥珀といい勝負。秘剣・血桜を呼び出し衣装がミニスカートに変わってしまうあたり、メタモルフォーゼの大好きなりぼん読者を意識しているよね。「月下天誅!ご意見無用!」って完全に謎フレーズなんだけど、そこが種村さんワールドだ。恋に焦がれて、人に焦がれて、自分が生きていることが不必要なことだったと思い知らされる。それでも生きていこうと思えるのは、仲間がいてくれるから。人が、大好きだから。相変わらず綺麗な言葉と絵をみせてくれる作者だ。孤独に14歳まで生きてきたという桜姫。許嫁と決められていた親王様の文だけを楽しみに、毎日を過ごしていた。ついに嫁ぐことになって、でも自分が嫁ぐなんて実感の持てないことを急に言われてテンパる桜姫。散々意識してきたはずなのに、ただの一度も迎えに来てくれなかった人...この感想を読む