ロミオ&ジュリエットの感想一覧
映画「ロミオ&ジュリエット」についての感想が9件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
入門編
背中に天使の羽をつけた仮装をしたクレア・デーンズが何ともかわいらしい。レオナルド・ディカプリオとカップルになっている2人の姿は、本当に絵になる。そんなお似合いの二人だから、最初に燃え上がったままに結ばれてくれたら、と願ってやまない。特に水槽のシーンはドキドキして記憶に残っている。けれど物語は有名なラストへ向かって進んでいく。ロミオ&ジュリエットは見てみたいけれど、昔の作品を見るのには抵抗ある、という方にお勧めしたい。現在も活躍しているレオナルド・ディカプリオが出演しているだけでもハードルが少し下がるのではないだろうか。あくまでも見やすいように現代風にアレンジされている、ということを踏まえてみるのであれば、何の問題もない。
現代に置き換えるとこうなるんでしょう
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を現代の設定して映画化したということで注目も高かった作品。個人的には内容より「映像が綺麗」という印象が強かったように思います。現代のロミオはかなりやんちゃでアロハシャツを着こなして一見チャラチャラしているように見えるのがちょっと気になりましたが、ジュリエットを思う一途な思いはうまく描かれていたように思います。現代版だからこそ何か共感できる部分、そして現代版にしたからこと「おかしくない?」と思うところがあるのは仕方がないのでしょうが…個人的にレオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズの初々しさがとても好きでした。
うーん、難しい
ロミオとジュリエット、バレエで観るのが好きな作品なので、あまり映画としては期待していませんでした。音楽がロマンチックさを盛り上げる点ではこのバージョンも素晴らしいと思います。ただ、個人的には主人公役の2人もちょっと「世慣れすぎ」のイメージがあって、あまりはまっているとは思いません。お好みにもよると思いますが、クレア・デ-ンズのジュリエット、可憐さという点は皆無のようにも見えます。むしろ、「何人目かのボーイフレンドで、今回は真剣」という感じがします。映画を観た自分の年齢や経験もあったのかもしれませんが、なんとなく人物それぞれの思惑があまり伝わってこなかったようにも思います。もとの作品が好きなだけにちょっと残念です。
現代版ロミオとジュリエット。
シェークスピアの名作悲劇の設定を現代に置き換えて映像化。闘争シーンでは剣ではなく銃が使われ、二人が出会うシーンにはヘリコプターが飛び、花火が打ち上げられる。舞台はどこか南国風な田舎町で、アロハシャツを着たロミオがかっこいい!アクションや設定は現代風ですが、台詞回しなどは古典の原作に割と忠実に作られています。古典作品をわざわざ現代風にリメイクする必要があるのか、など賛否両論の作品だと思いますが、そのムダっぽさが私はけっこう好きです。まだブレイクする前のレオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズが初々しくてかわいい。娯楽作品としては上出来だと思います。
何度観ても飽きない。
初めて観たのは、15歳。それから何度この映画を観たことか。年齢を重ねる事に、感じることが変わる。15歳の頃は単純に許されない恋を必死に頑張る2人だったのですが。そしてジュリエット役の田舎っぽさと素朴で天使のような所にうっとりしてしまい女子でも心を奪われます。初めに出会う、熱帯魚の水槽越しに見つめ合うシーンから最後の大聖堂でのシーンまで、とにかく映像と音楽がきれい。しかし、悲劇なのがまた悲しい。ロミオの親友が、ジュリエットの兄に殺され復讐を誓う生まれ育った街を追放されるロミオどこか少しでも運命が変わっていれば。。と願ってしまいます。あの素敵なキスシーンのままで2人の時間を止めてあげたい。
斬新な発想の新・ロミオとジュリエット
シェイクスピアのロミオとジュリエットは世界中で舞台化されており、バレエ組曲に至っては、チャイコフスキー版とリムスキー・コルサコフ版が二つとも有名です。あまりにも有名な古典演劇を斬新な発想で製作し、今までの常識を覆したのがレオナルド・ディカプリオ版のロミオとジュリエットです。舞台は無国籍化したイタリアのヴェローナ。服装はビンテージのアロハシャツにジーンズ。くわえタバコ。一見すると街のチンピラみたいですが、れっきとしたモンタギュー家のロミオ。ジュリエットは現代的な装いだけれども、どこかクラシカルで清楚な雰囲気のクレア・デーンズ扮するキャプレット家のジュリエット。やっぱりバルコニーで愛を語り合うシーンは健在です。基本的にロミオとジュリエットの内容を知っている人は現代版の設定に「え、そうきたの?」というシーンが満載です。ちなみに英語の台詞を注意して聞くと、全員イギリス発音で、原文の台詞です。た...この感想を読む
誰でも知っている物語
おそらくどんな人でも知っている物語を、「かわいらしく」見せてくれる映画です。イメージしているロミオよりも若々しくハンサムで、想像よりもキュートで生き生きとしたジュリエットの純愛は、ほほえましさすら感じました。物語自体は誰もが知っているエンディングに向かっていきますが、先を知っていてもなお、飽きずに最後まで目が離せない、そんなスピード感があり、引き込まれる演出だったように私は感じました。使われている音楽もとても元気で明るく、現代風な感じで、物語の魅力を増していたように思います。不朽の名作ですが、古臭さは一切ない、新鮮な気持ちで見ることのできる映画です。
美しすぎるカップル☆
誰もが知ってる不朽の名作ですが現代的に良くアレンジできてて面白かったです。バズ・ラーマンらしい独特であり洒落たカメラワークで観てて惹きつけられます。レオナルド・ディカプリオとクレア・デーンズがとにかく美しくて、ビジュアル的に最高です!!脇役も癖があって最高でした。特にマーキューシオのはじけちゃってる感が◎。台詞が変えられずそのままを使ってるので台詞回しが見ていて楽しいです。オープニングの映像はスピード感のある映像に音楽がマッチしてて最高でした。 ただ、ちょっと現代的にアレンジされすぎていて、ガンアクションが多かったのはあまり好きではなかった。個人的には水槽越しのシーンがとても大好きで、当時中学生だった私は、このシーンでキュンキュンしていたのを覚えています☆ 10年以上も前の作品なのに、未だ色あせない素敵な映画です☆
色々映画化されているが、やっぱオリビア・ハッセー
言わずと知れたウィリアム・シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」の映画化作品です。これ以後にも何作か映画化されていますが、やはりこのバージョンが一番いいと思います。やはり、なんと言ってもオリビア・ハッセーがイメージするジュリエット像にあっていて美しい。演技が下手だとか色々と文句を付ける人もいますし、実際そうかもしれないですが、やはりあの可憐さと儚さのビジュアルをもった若い女でなければ、なんか萎えてしまいます。並みの美人では事足りないジュリエットを演じるにはかなりハードルの高い要求に答えています。やっぱりこういう悲恋物語は美男美女じゃないとだめですね。