坂道のアポロンの評価
坂道のアポロンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
坂道のアポロンの感想
嬉しくても涙が出て切なくても涙が出る
息苦しい世界で生きる薫と千太郎薫の父親は転勤族で、薫はずっと転校を繰り返してきた。うまく立ち回れたのは小学校5年生くらいまでで、それからは、極度のストレスがかかると吐いてしまう体質になってしまった。家にも、学校にも、どこにも居場所なんてない。早く父さんの仕事が終わって帰ってきてくれればいい。それだけを楽しみに、叔母たちの陰口にも、秀才が故の期待にも耳をふさぎ、ただ医者になるために、彼は学校へ通うのだった。そんな薫の狭い世界がぶっ壊されたのが、千太郎との出会い。この出会い方がもうBLなんじゃないの?というきわどいところだったよね。でも、千太郎が薫を天使だと見間違えたことが、後々にあーやっぱり薫は千太郎の天使だったんだなーって気づかされて、千太郎にとってのかけがえのない人であることがヒシヒシと伝わる。そして、それは薫にとっての千太郎も同じことで、彼が涙を流すポイントでは、いつも同じように涙が...この感想を読む