文明開化の妖怪ファンタジー
大正ロマンの時代背景に妖怪と人間が共存するファンタジーラブコメ。星野リリィ先生ならではの、細かでやわらかな画風、大正レトロな装飾や着物もオシャレで女子心をくすぐります。表紙やカラーページの色彩の鮮やかさ、描き込み具合は額縁に入れたくなるくらい綺麗です。実際わたしも作中でヒロインが金平糖やラムネ、水あめなどの懐かしい駄菓子系を食べているのを見て影響受けて駄菓子を買いに走りに行ったり。笑設定は、大正時代ものでヒロインの恋の相手が金髪の陸軍少尉とあって、大和和紀のはいからさんが通るを連想させます。途中、木から落ちてお姫様抱っこで受け止める…という名シーンのオマージュらしきものも。笑でも、決して俗に言うパクリではなく、星野リリィ先生自体がはいからさんが通る好きなのかな…と感じる程度。はいからさんが通るそのものを私も大好きなので、通ずるものがこの作品にあって、逆に楽しめます。 この作品の良いとこ...この感想を読む
4.54.5