マッドマックスシリーズ
フューリー・ロードから入った新参ものは1,2にあまりなじめなかったのだが、これはもうほんとうに興奮モノであった。
個人的に女性の登場人物に弱いきらいがあり、男たちの戦いは心情的に「がんばれ~~」と他人事になってしまうのだが、女性 ことに戦う女性にはぐいぐい引かれてしまう。
1,2があっての二次創作に近いつくりになってきているのだけど、特筆すべきは世界観である。
今作品はジャポニズムというか、昭和モダンというか、テラヤマ的な要素が多く見られたと思う。
侏儒といい面といい人間の扱いといい、全く違う土地感にぶちこむとこんな世界観をつくれるのか!という、いい参考になりました。
基本的にひとつの建物の周りで起きたことと、線でつながる砂漠の里の二ヵ所で起きていることでありながらロードムービーのような仕様もありお得感満載。
一族のちびっこたちがかわいい!
口伝のキャプテン伝説、「昔人は鉄のかたまりに乗って空を飛んでいたのよ」という描写は、フューリー・ロードの土、種子、水、衛星の描写に繋がっていくのかと思うと胸アツ。
ウォーボーイの原型のようなビジュアルの男の子も登場する。
決して単なるパラレルワールドだとは思えない地球の未来の姿が、そこに見えていた。
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