POCHIのあらすじ・作品解説
『POCHI』は、2003年の11月14日にりぼんマスコットコミックスから発売された単行本である。作者は1990年の集英社『りぼん秋のびっくり大増刊号』に読み切り作品「窓のむこう」でデビューした小花美穂で、代表作の1994年8月号から1998年11月号の月刊少女漫画雑誌りぼんに掲載された「こどものおもちゃ」は累計発行部数が1000万部を突破し、1998年の第22回講談社漫画賞で少女漫画部門を受賞する人気を誇っている。 本作には、03年の5月号から9月号まで「りぼん」で短期連載していた「POCHI(MIKE扁)」と「りぼん」の99年の7月号に掲載された読み切り版が収録されている。特殊な家庭で育った少女・美紅(ミケ)と少年・斗望(ポチ)が交流していくというストーリーで子供たちの成長を描いていく。読み切り版は、1999年にりぼんマスコットコミックスから発売された作者の単行本『水の館』にも収録されている。