ドライビング Miss デイジーのあらすじ・作品解説
演劇部門でピューリッツァ賞を獲得したアルフレッド・ウーリーの戯曲を原作とし、自ら脚本を担当した1989年公開のアメリカ映画。監督は「ダブル・ジョパディー」のブルース・ベレスフォード。アカデミー賞作品賞など多くの賞を獲得したが、白人目線で差別的との批判も多い作品である。 1948年、アトランタに住む元教師デイジーは毅然とした老女だが、愛車で出かけようとしたところ、生け垣に突っ込み大あわて。見かねた息子ブーリーは彼女に初老の黒人運転手ホークを付けることに。ホークの気真面目で誠意ある仕事ぶりにしぶしぶ彼を認めたデイジーだったが、初めての長旅であからさまな黒人差別を受け…。 口の減らないお固い老女デイジー役でアカデミー主演女優賞を獲得した「フライド・グリーン・トマト」のジェシカ・ダンディと彼女にゆったり寄り添う黒人運転手ホーク役「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマンのやり取りは絶妙で、難しく考えずに楽しめる良作である。ブーリーを「ゴーストバスターズ」のダン・エイクロイドが演じている。
ドライビング Miss デイジーの評価
ドライビング Miss デイジーの感想
老いを考える
ツンデレ!誇り高く決して自分を金持ちだと思わないご婦人のデイジー。ある日車の運転を誤り自損事故を起こしたことで、息子のブーリーが黒人の運転手であるホークを雇うところから物語ははじまります。身近にいたら大変でしょうが、デイジーのツンデレっぷりが本当にかわいくてしかたなかったです。ちょっとずつデイジーとホークの距離が縮まっていく様子がとても良かったです。デイジーはただ頑固なだけじゃないのが良いですのよね。ホークとの相性が良かったというのもあるのでしょうが、根はとても優しいご婦人なんだろうなって思いました。墓へ行ったときに字が読めなかったホークに教えてあげたり、キリスト教徒じゃないんだからこれはクリスマスプレゼントじゃないっていいながらも字の書き方の本をくれたりとか(笑)古い映画ではあるのですが、今の時代にもわかるかわいいご婦人でした。老いるということ車のギアを入れ間違ったときから周囲はデイジ...この感想を読む