間諜最後の日の評価
間諜最後の日についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
間諜最後の日の感想
悩みを抱えたスパイがたどる運命は・・・
第1次世界大戦中のロンドン。陸軍大尉で小説家だったエドガー・ブロディ(ジョン・ギールグッド)の葬儀が行われた。弔問客が帰った後に執事が棺をひっくり返すと、そこに居るはずの遺体がなく、空っぽだった。こんなオープニングシーンから始まるヒッチコック監督らしい作品です。主人公のブロディは、いやいやアシェンデンという名に変えさせられ、スパイとしての犯罪行為にも悩みながら活動していく様が、一味違った演出になっています。ドイツ間諜のマーヴィ役を演じるロバート・ヤングは、一見優しく上品で、洗練されているというヒッチコック映画に見られる紳士国の悪役が登場したり、物語の舞台となっているスイスの風景、そしてターゲットのドイツ間諜が暴かれるチョコレート工場のシーンなどが映画のうまいスパイスとなっています。