五年生のあらすじ・作品解説
五年生は、『月刊アフタヌーン』に1998年から2001年まで連載された、木尾士目原作の青年の恋愛青春ストーリー漫画である。作者の代表作はアニメ化もさらた『げんしけん』と『四年生』があり、この漫画は後者の続編にあたる。講談社から単行本全5巻が発行されており、また2011年には電子書籍化した。 前作で内定を勝ち取った大学生で主人公の島明夫は、履修ミスから留年が確定しまい大学5年目を送ることになるところから物語が始まる。前作の就職が決まり、恋人とも上手くいってまとまった話しから、一変した内容になっている。学生のままの自分と社会人になった恋人相馬芳乃との関係にズレが生じてくるなど、明夫の環境が徐々に大きく変わっていく展開である。相馬芳乃が就職先の東京の弁護士事務所で夢を追いかけていく一方で、明夫は留年のショックから堕落していく。そして綻び始めた2人の関係は、やがて痛々しい恋愛を繰り広げていくことになる。