ア・フュー・グッドメンの評価
ア・フュー・グッドメンについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ア・フュー・グッドメンの感想
証拠は人間の感情です。
軍隊、という閉塞的な場で、ある「移動命令」があったのかどうか、それが一つの論点となっていました。命令があった、命令はなかった、その水かけ論の中で、そこに決着をつけたのは、無機質な電話の記録から読み取れる、人間感情でした。法廷でその人間模様を裁判長に、真剣に熱く語るトム・クルーズの姿は、「熱血」そのものでした。個人的にクールで、固いイメージを持つ法廷映画ですが、法廷の中に人間らしい暑苦しさを投じたこの映画がとても面白く、感情移入しながら見ていました。結末はある意味で想像どおりですが、そこに行きつくまでの展開は、いい意味で期待を裏切ってくれます。