星のカービィ デデデでプププなものがたりのあらすじ・作品解説
星のカービィ デデデでプププなものがたりとは月刊コロコロコミックで1994年から2006年まで連載されていたひかわ博一原作の漫画である。テレビアニメ化もされたが、今作の内容とのつながりはない。 任天堂及びHAL研究所が開発したテレビゲーム「星のカービィシリーズ」を題材としたギャグ漫画で時事ネタやパロディなどを含んだものとなっている。 一巻ではデデデ大王とその手下であるポピーを相手に主人公のカービィとチービィが立ち向かうというものであったが、それ以降はストーリのつながりが無いものが多く一話完結もしくは前編後編の二部構成となっている。 長期連載されていたということもあり、作中で登場キャラクターの性格が変わっていたり、絵柄が変わっているなどの特徴もある。 通常ゲームの登場キャラクターは登場するだけで内容は関係ないことが多いが「夢の泉デラックス」が2話、「エアライド」編が4話、「タッチ!カービィ」編で2話連載されていた。
星のカービィ デデデでプププなものがたりの評価
星のカービィ デデデでプププなものがたりの感想
まさかの剣の達人に
最初のリンゴ狩りで敵である「デデデ大王」と「カービィ」仲良くする姿はいつものことだが、新しく出てきたキャラクター「グリゾー」の大きさに驚く「デデデ」には不思議に思う(「デデデ」も「カービィ」の二倍くらいの大きさのはず)。他にも「ミニー」を吸い込んでさらに小さくなった「カービィ(食費はかなり助かりそう)」が、皆にちやほやされたり、次々と災難に合う姿は可愛い(「デデデ」が小さくなった「カービィ」にも勝てないのは笑えた)。個人的に剣の達人である「ソードナイト」に真面目に弟子入りし、「カービィ」がふざけながらも着実に強くなる姿は意外だが、今更倒されることを恐れる「デデデ」には絶句した。
マイペース
この漫画のカービィはマイペースなのが面白いですよね。どんな時でも食べることしか考えていないカービィは、デデデ大王から本当にスターロッドを取り返す気があるのでしょうか。そんな不安要素も、面白さの一つでした。デデデ大王とカービィのかけっこ勝負のときのデデデ大王はめちゃくちゃ卑怯でしたね。笑 自分の偽物に走らせようとしたときは、ちょっとかわいそうな感じもしました。笑 逆にコピーに走らされる本物は、どんな気分だったんでしょうかね。コピーに良い様に使われるって、辛そうですよね。笑 挙句の果てにカービィに追い抜かれて、またまた卑怯な手を使ってましたね。でもタイヤを使って走るのも相当の技術が必要ですよね。デデデ大王のバランス感覚は素晴らしいと思いました。
自分にとってカービィの漫画と言えばコレ!
星のカービィの漫画で一番最初なのがこの作品なんじゃないですかね。自分は7、8巻(?)くらいから読み出したので、ここら辺はさかのぼって見たんですけど、この頃はカービィのお目付け役(?)というか引きとめ役のチービィというキャラが出てきます。2巻までしか出てこないため、誰だ?ってなりました。ゲームをそのまま漫画化したわけではなく、キャラクターを用いたオリジナルの漫画という感じです。この巻の前半はある程度ゲームに沿ったストーリーになっていますが、どんどんとオリジナリティが増していき、最終話では水戸黄門風の時代劇になったりとかなりぶっとんだ、いや面白い漫画になっているとおもいます。コロコロの中でも相当好きな漫画の1つです。