野獣は眠らずのあらすじ・作品解説
「野獣は眠らず」は、集英社が発行する漫画雑誌「週刊ヤングジャンプ」2004年52号にて読みきり作品の掲載を経て、「週刊ヤングジャンプ」および「漫革」にて2006年に不定期連載されていた漫画作品である。作者は「トクボウ朝倉草平」が代表作に挙げられる高橋秀武(たかはしひでぶ)。 物語は刑事・類家小五郎が立てこもり犯を射殺したことから始まる。事件後、人質は裁判で無罪となった極悪人で、立てこもり犯は法で裁けない悪人に鉄槌を下す刑務官・斎原邦彦(サイバラ)であったことが判明し、類家は後悔から刑事を辞めてしまう。以来、亡霊となったサイバラにとり憑かれてしまった類家。そんな彼のもとに元同僚の刑事が現れ、捜査の協力を依頼される。刑事としての心がくすぶっていた類家はサイバラと共に法の目をかいくぐる悪人たちを処刑してゆく、というストーリーが展開される。 バディものでありダークヒーローものでもある物語が重厚なタッチで描かれる。単行本は全3巻が発売されている。