チンプイのあらすじ・作品解説
チンプイは藤子F不二雄の少年漫画である。毎週発売するという珍しい形態だった単行本「藤子不二雄ランド」にて1985年より巻末数ページを使い連載がスタートする。 主人公の春日エリは普通の少女であったがある日突然マール星という所から王室に使える動物型のマール星人ワンダユウとチンプイがやってくる。エリがマール星の王子様のお妃候補に選ばれたため彼女をマール星へ連れて行くべく説得をしに来たのである。 同級生の内木一郎の事が好きだったエリはその話を断るも、説得役として魔法使いチンプイと一緒に暮らす事となる。ワンダユウはなかなか承諾しないエリにたびたびマール星からの贈り物を届けに来る。 そんなマール星人とエリとの攻防、エリとチンプイとに芽生える友情等がおもしろ可笑しく描かれているギャグ要素の多い漫画である。 マール星の王子は最後までシルエットのみで顔は描かれなかった。 1989年にテレビアニメ化、1990年には中篇映画化されている。