竜童のシグのあらすじ・作品解説
竜童のシグ は、野口賢の漫画作品で、週刊少年ジャンプ誌上にて1995年24号から連載を開始、同年36・37合併号で連載終了、単行本として全2巻を刊行している。 今作品は、日本の戦国時代を舞台に、月島領を訪れた少年・リグが百式拳闘術を使って戦う戦国アクションストーリーである。 竜童九戦鬼（りゅうどう きゅうせんき）の組頭・豪鬼（ごうき）を探すため、リグは月島領に入った。訪れた町は賑やかであるが、この地の統治者・百鬼丸は半年前に月島の領主を殺害してから支配者に収まり、今では3000人近い兵士たちを百鬼兵と呼び威勢を示している。また百鬼兵たちは一部で乱暴狼藉を働いている。 街をいくシグは、浪人に襲われていた少女（水野ユキ）を助けた。ユキの父・主水（もんど）は、月島領剣術指南をしていたが百鬼丸に殺され、それ以来、寺の金剛羅漢像の下で金を稼ぎ生活している。父の道場を浪人たちが占拠したことが対立の理由であることや、助けてもらった恩返しとして、宿のないシグを道場に招き共に生活することにした。そんなある日、百鬼丸が豪鬼を殺したという話を耳にしたシグは、百鬼丸のもとへと向かうのであった。
