イエスタデイをうたってのあらすじ・作品解説
イエスタデイをうたっては1998年から集英社、ビジネスジャンプに、同誌休刊後はグランドジャンプで不定期連載されている冬目景が描く日本の漫画。コミックスは2015年2月現在、10巻まで発売されている。このほかにも初期短編集EX、小説版デイドリームビリーバーが発売されている。 大学卒業後、特に目標もなくフリーターとしてコンビニバイトで暮らすリクオ。そんなある日カラスのカンスケを連れた黒ずくめの少女・ハルが現れる。ハルは高校を中退し、昔に見かけたリクオのことが気にかかり、コンビニでバイトをしている彼を見つけ通い続ける。そんなハルの行動に戸惑うなか、大学時代の想い人・榀子が非常勤教師として東京に戻ってきたことを知る。そんな三人に様々な登場人物が加わり、恋や仕事、過去の出来事、将来の夢など個々の問題を抱えながら、それぞれの気持ちが一進一退を繰り返しながら、少しずつ自分たちの将来を切り開いていく人間ドラマを描く。
イエスタデイをうたっての評価
イエスタデイをうたっての感想
リアルな魅力
イエスタデイをうたっては、大学を卒業したものの就職することが出来ず、フリーターとして特に目標もないままに過ごしていたリクオや、歳の離れた2人のヒロイン、個性豊なサブキャラクター達が恋愛、仕事、受験、家族、夢といった日常的な問題にぶつかり、少しずつ少しずつ前に進んでいく人間ドラマを描いた作品になっています。イエスタデイをうたってというタイトルは、RCサクセションの曲から名づけたそうです。コンビニで働くリクオですが、コンビニに設置している寄付BOXのお金を盗んじゃうほどのダメダメ男。この物語は基本的に三角関係みたいな感じになっていてハル→リクオ→しなこという一方通行な感じ。全体的にちょっと暗い雰囲気でみんな停滞気味。それでも少しずつ、少しずつ進んでいくという描写がリアルで引き込まれる漫画です。
イエスタデイをうたっての登場キャラクター
野中晴
よみがな:のなか はる ニックネーム:ハル 性別:女 住まい:祖父が住んでいた古い一軒家で一人暮らし 所属:かつては都立十泉高校に通っていたが、あるバーでバイトをしていたことを咎められ、自主退学してしまった 性格:破天荒 特徴:不思議な雰囲気の少女。常に黒を基調とした服を着て、カンスケという足の悪い...
魚住陸生
ニックネーム:リクオ 性別:男 住まい:独り暮らし 性格:お人よし ポリシー:人は撮らない 趣味:カメラ 癖:よく風邪で寝込むことがある 物語上での目的:ハルには第1巻から好きだと告げられ、アプローチを受けており、ふとした瞬間にドキッとさせられたりするなど、微妙な感情を抱くようになっている。 職業:フリ...