太平天国演義のあらすじ・作品解説
太平天国演義（たいへい てんごく えんぎ）は、甲斐谷忍（かいたに しのぶ）の漫画作品で、MANGAオールマンにて2000年1号から連載を開始、2002年15号のMANGAオールマン休刊後は、ビジネスジャンプにて2002年から2003年にかけて不定期で連載、単行本として全3巻を刊行している。 今作品は、清帝国末期の1847年に発生した太平天国の乱を題材としており、洪火秀（後の洪秀全）がイエスの弟と名乗り信徒を集め、清帝国軍と戦う様を原作者の解釈や視点を交えて描いている。 時は1843年、清朝末期の中国。強盗、殺人、略奪をしてきた洪火秀は不思議な夢を見た。それは、上帝ヤハウェと思わしき人物から破邪の剣を託され、イエスらしき中年男性から妖を斬る手助けを受けたというもの。その後、洪はイエスの弟を名乗りキリスト教結社「拝上帝会」を結成。エホバ信仰を布教し、貧富の差がなく均等に分け与えられる世に生きることができると説き、急速に信者を増やした。 やがて洪秀全は太平天国を建国し幹部たちを五王に封じることになる。
